ロジスティクスロジスティード(東京都中央区)は26日、都内での記者会見で、今後の国内外での事業戦略を明らかにした。国内では既存の3PL顧客などを対象に、未受託の業務ニーズの掘り起こしを進めるとともに、海外に本拠を置く企業への営業アプローチを強化する。一方、海外ではM&Aを通じてグループ傘下に収めた現地企業が提供するサービスの品質均一化などを図り、グローバル規模での同社ブランドの浸透を目指す。

▲ロジスティードの副社長執行役員の西川和宏氏
国内事業では非日系の顧客獲得を目指すための第一歩として既存の重要顧客を選定。顧客ごとの対応状況をまとめることで適切かつ迅速な営業を可能にするという。国内事業を統括する同社副社長執行役員の西川和宏氏は「情報を集約することで、属人化していた従来の営業方式を改革する」とコメント。さらに営業部を既存の5部から10部に細分化し、「主要顧客に対して注力する部署」「新規開拓をする部署」「グローバルな受注を可能にする部署」など、それぞれの役割を明確にするとした。
海外事業については「ワンロジスティード」をキーワードに、グループ傘下の企業との連携を深めていく旨の発表がなされた。

▲ロジスティード代表取締役会長兼社長執行役員(CEO)の中谷康夫氏
今後の展望について代表取締役会長兼社長執行役員(CEO)の中谷康夫氏は「M&Aにも力を入れていく」とし、これまで苦手としていた電子部品を扱うアルプス物流のような企業を取り込んだことなどを挙げ、事業拡大に積極的な姿勢をアピールした。再上場については「自社をもう一度再定義し、短期間での再上場を目指す」と語った。
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