ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は22日、奥羽線の支線である土崎-秋田港駅間(通称・秋田港線)を、2026年7月1日付で廃止すると発表した。今年度末で旅客列車の運行が終了することに加え、今後も貨物輸送需要の回復が見込めないと判断し、国土交通省に第1種鉄道事業廃止を届け出た。
秋田港線は延長1.8キロで、化学薬品や紙製品を中心とした貨物列車が、秋田港駅を介して秋田臨海鉄道線と接続していた。しかし、輸送量は14年度の20万5000トンから減少が続き、21年3月に定期貨物列車の運行を終了。翌22年4月には秋田臨海鉄道が鉄道事業を廃止した。
その後は、秋田港に寄港するクルーズ客船の乗客輸送を目的に、JR東日本が旅客列車を運行してきたが、これも今年度で終了する。港湾物流の変化と需要縮小を背景に、100年以上続いた港湾連絡線は歴史に幕を下ろす。
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