財務・人事セブン&アイ・ホールディングスは2024年度の中間期決算を発表した。グループの売上高は9兆2872億円で前年比6.8増ながら、営業利益は1869億円で前年比22.4%減と大幅な落ち込み。また、中間純利益は522億円で、前年比34.9%減とこちらも大きく後退した。さらに、セグメント別で見ると、全体では前年比0.9%ながら、プラスとなったのは2.4%増のスーパーストアのみで、国内外コンビニ、金融、その他のいずれもがマイナスとなった。また関係会社事業関連損失として458億円の特別損失を計上した。
スーパーなどのSST事業はイトーヨーカ堂、ヨークベニマル、シェルガーデン、ロフト、赤ちゃん本舗の親会社となる中間持株会社ヨーク・ホールディングスを新設した。コンビニ事業とは別に、独自の戦略策定と経営管理、支援などを担いながら、戦略パートナーとともにIPO(新規公開株式)を目指す。
また、イトーヨーカドーネットスーパーからの撤退も発表。これにより、営業損失を解消し、SST事業の来期以降の増益を目指す。店舗起点としたお届けサービスは維持・修正しながら、SST事業のラストワンマイル戦略を再構築するとしている。
通期の業績予想を修正した。グループ売上高は従来予想を1兆7850億円を上回り、18兆9930億円に修正。営業利益は当初予想の5450億円に対し、4030億円で前年比24.6%の下方修正。純利益もまた2930億円から前年比27.4%減の1630億円と下方修正となった。
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