サービス・商品関通は1日、次世代SaaS型倉庫管理システム(WMS)「BRAIN AEGIS」(ブレインイージス)の提供を同日から開始したと発表した。操作性とセキュリティー性、コスト面を兼ね備えたクラウド型システムとして、物流現場の管理効率向上を狙う。
同社が自社開発したBRAIN AEGISは、専門知識のない現場担当者でも扱いやすい直感的なインターフェースを採用。50万件超のデータを瞬時に処理・表示できる検索エンジンを備えており、大量データに対応する処理能力が特徴だ。
サイバーセキュリティーの強化も重視されている。多要素認証やWAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)の実装、不正アクセス検知やバックアップ体制の充実により、障害発生時の早期復旧にも対応する。こうした堅牢な設計は、昨年サイバー攻撃により複数拠点の倉庫業務が一時停止するなど、被害を受けた同社の教訓を踏まえたもの。
新サービスは初期費用不要の月額変動型で、導入前に30日間の無料トライアルが可能。現時点では個別カスタマイズには対応しないが、標準機能で多くのニーズに応えられる設計となっている。今後はAIによる出荷予測や在庫最適化機能の追加も視野に入れており、継続的な機能強化を通じて利用者の声を反映していく方針だ。
一方で、業務フローに応じた画面の個別設計や業務特化型の拡張機能など、ユーザーの要望に応じて既存の「クラウドトーマスPro」も併せて提案する体制を整えており、WMS分野での多様なニーズに対応する姿勢を強めている。
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LOGISTICS TODAY編集部
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