【業績予想修正】ウイルコ、黒字化ならず、物流拠点移転も限定的

財務・人事【業績予想修正】
社名：ウイルコ
修正対象：平成22年10月通期連結業績
修正後の売上高：193.6億円（前回予想比2.0％減）
修正後の営業損失：2.4億円（前回予想1.5億円の利益）
修正後の経常損失：2.7億円（前回予想1.3億円の利益）
修正後の当期純損失：4.5億円（前回予想1.1億円の利益）

第4四半期は3四半期ぶりに営業利益を計上するものの、通期では予想を下回る。

部門別にみると、主力のダイレクト・マーケティング事業は、物流拠点の移転、賃借料の低減などのコスト削減効果が見込まれるが、顧客基盤を拡充するための広告宣伝活動費用がかさみ、部門営業利益は当初予想通りに落ち着く。

情報・印刷事業でも合理化策として事業所の統廃合などを実施したことで経費を削減できたが、売上減による利益の落ち込みをカバーできず、合理化策の実施に伴う原状回復費用の発生などもあり2.4億円の営業損失となる見込み。