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日立、米国の自動車機器子会社3社を統合

2010年11月18日 (木)

産業・一般日立製作所は18日、米国統括会社日立アメリカの100%子会社で、米国で自動車機器システムの開発・製造・販売を手掛ける日立オートモティブプロダクツが、2011年1月1日付でその子会社のユニシアオブジョージア、トキコUSAの2社を合併・統合し、商号を日立オートモティブシステムズアメリカズに変更する、と発表した。

 

今後新会社は、日立のオートモティブシステム事業の中核会社である日立オートモティブシステムズと連携し、米州での自動車機器システム事業の統括会社として、同地域での成長を牽引していく。

 

日立のオートモティブシステム事業は、日立の100%子会社である日立オートモティブシステムズを中心に、世界各地にあるグループ会社が密接に連携して運営し、各地域でのオペレーションの効率化を図ってきた。米国では、今回の3社の統合に先立ち、06年4月に3社の営業・設計部門を日立オートモティブプロダクツに統合して商流の一本化を実施した。

 

09年4月には、ユニシアオブジョージア、トキコUSAの2社を日立オートモティブプロダクツの100%子会社とするとともに、加えて日立オートモティブプロダクツに3社の事業企画を統括する部門を設置、ことし4月には情報システム、財務・経理、人事・総務部門を統合するなど、米国でのオートモティブシステム事業の実質的な統合経営を推進してきた。

 

今回、組織的な3社統合を行うとともに、製造、生産技術、品質管理、調達の機能を担う生産オペレーション統括部門の設置などを実施し、米国での最適投資、生産場所、業務プロセスなどの全体最適化によって顧客サポートの強化を図るとともに、コストミニマム化を推進する。

 

また、これまで主力市場と位置付けてきた米国市場だけではなく、米州全体を戦略的に取り組むべき市場と位置付け、日立オートモティブシステムズアメリカズを中心に、中南米市場での需要拡大に対応していく。