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出光興産、大林組の建設現場でRD実証実験

2024年12月10日 (火)

調査・データ出光興産(東京都千代田区)は10日、大林組、松林とともに、大林組が建設現場で使用する建設機械や発電機向け燃料として、軽油代替で高いCO2削減効果のあるバイオ燃料「出光リニューアブルディーゼル」(IRD)を使用する実証実験を11月中旬から開始したと発表した。同社は同実証結果をふまえ、2025年初めから新商品としてIRDの販売を開始する。

▲出光リニューアブルディーゼルを使用した実証実験(出所:出光産業)

同実証では、大林組が施工する建設現場において、建設機械(油圧ショベル)に、軽油代替燃料としてIRDを使用し、同IRDは松林のネットワークを通じて使用現場まで配送され、パトロール給油される。同実証を通じて3社は、IRDの使用が建設機械に及ぼす影響を調査するとともに、燃料の調達から供給、運用、メンテナンスまでのプロセスを総合的に検証する。パトロール給油は、ミニローリーから直接重機に燃料を供給する方法で、これにより建設現場での効率的な燃料補給が可能になる。

IRDは、植物由来の廃食油などを原料として製造されるバイオ燃料で、燃焼時にCO2を排出するが、原料の植物が成長過程でCO2を吸収するためカーボンニュートラルな燃料とされている。同社は、欧州EN規格に適合したリニューアブルディーゼル(RD)を海外から調達し、独自規格と品質を担保した商品・IRDとして販売する。欧州EN規格は、パラフィン系ディーゼル燃料の品質と性能基準を定める欧州規格で、利用者や端末と物理的に近い場所に処理装置を分散配置して、ネットワークの端点でデータ処理を行う技術。

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LOGISTICS TODAY編集部
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