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出光興産など、アンモニア供給網構築に向け覚書

2021年10月6日 (水)

環境・CSR出光興産は5日、アンモニアサプライチェーンの構築に向け、東京電力フュエル&パワー(東京都千代田区)などが出資するJERA(ジェラ、東京都中央区)、世界最大級のアンモニアメーカーであるヤラ・インターナショナル(ノルウェー)と、共同検討の覚書を締結したと発表した。

3社は今後、出光興産の徳山事業所(山口県周南市)を拠点に、アンモニアの国内物流網の構築、同拠点を活用したアンモニアバンカリング事業、国内向け燃料アンモニアの海上輸送の最適化などに取り組む。

燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しないアンモニアは、環境に配慮した次世代燃料として期待されている。また、発電用燃料としても注目されており、特に石炭火力発電における石炭との混焼実証試験が進められている。

出光興産は、徳山事業所の既存施設を利用したアンモニアの混焼実証試験を計画し、将来的には事業所の近隣の顧客にCO2フリーのアンモニアを供給する。国内最大の発電事業者であるJERAは、保有する石炭火力発電所でCO2フリーアンモニアとの混焼を目指す。