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ファミマとユーグレナ、廃食油入りバイオ燃料で配送

2020年10月5日 (月)

フードファミリーマートとユーグレナは5日、横浜市内を走行するファミリーマートの配送車両に、店舗の使用済み食用油(廃食油)を原料の一部として活用するユーグレナバイオディーゼル燃料を使用する取り組みを9月から開始した、と発表した。

ファミリーマート鶴見中央4丁目店(横浜市鶴見区)と横浜神之木町店(同)で5月1日から月間300リットルの廃食油を回収し、市内を走行する食品配送車1台にバイオ燃料の使用を開始した。

▲取り組みの概要(出所:ユーグレナ)

ユーグレナは2018年10月末、鶴見区に国内初のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントを竣工。同プラントで製造するユーグレナバイオディーゼル燃料は、ユーグレナなどの微細藻類油脂や使用済み食用油を主原料とすることで、CO2排出量を排出せず、食料との競合や森林破壊にもつながらないことが評価され、持続可能性に優れた燃料としての期待が高まっている。

ユーグレナバイオディーゼル燃料は化石燃料由来の軽油を使用している既存のエンジンでも「問題なく使用可能」(ユーグレナ)で、導入の際には水素、電気などの代替エネルギーを動力源とするモビリティへの移行に必要なインフラコストもかからない。

両社では、ファミリーマート店舗から回収された使用済み食用油がバイオ燃料の原料として使用される工程を動画にまとめ、公開している

■動画(1分)