フェデックス、5営業所対象にAEO通関業者に承認

ロジスティクスフェデラルエクスプレス（フェデックス）は18日、東京税関から認定通関業者（AEO通関業者）に承認されたと発表した。これにより、同社は輸入貨物の通関手続きで書類審査・検査の一部を簡素化できることとなる。

対象となる事業所は、成田、成田空港、関西、関西空港、新砂の5営業所で、新砂保税蔵置場、成田保税蔵置場、関西保税蔵置場の一部は、2012年2月に特定保税承認者にも承認されている。

輸入貨物の通関手続きで、顧客への配達後に納税申告を行う特例委託輸入申告制度を利用することができ、輸入貨物の引き取りの利便性が向上する。

また、輸出貨物の通関手続きでは特定保税運送者による運送を前提に、保税地域以外の場所にある貨物の輸出申告を行う特定委託輸出申告制度を利用することができ、リードタイム、コストの削減などにつながる。

フェデックスの氏家正道・北太平洋地区担当副社長は「セキュリティー管理とコンプライアンスの徹底が評価された結果であり、大変誇りに思う。今後も認定通関業者としてこれらの2点を強化し、顧客が多くのメリットを享受できるよう、安全かつ迅速なサービスの提供に取り組んでいく」と話している。