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米マーケン、シンガポールで臨床試験向け拠点を稼働

2013年8月9日 (金)

メディカル【米国ノースカロライナ州】臨床サプライチェーン企業のマーケン(Marken)は8日、臨床試験向けキットの作成業務をシンガポールに拡大したと発表した。既に施設はフル稼働に入っており、最初の顧客への発送も開始した。

デポとキット施設はシンガポールのチャンギ空港に近く、マーケンのシンガポール配送センターに隣接しているため、同社のスタッフはデポで医薬品やキット素材を受け取り、医薬品やキットを集めて保管し、アジア全域の治験責任医師の元へ臨床試験資材を配送できる。

シンガポールへのキット業務の拡大は、同社が進めている世界的な事業拡張計画の一環で、キット拠点としては稼働中のハンブルクとパリに続くもの。今後、数か月以内に4番目のキット施設を米マイアミかブラジルに設置することを検討している。

同社は現在、毎月1万5000以上のキットを作成し、年間で35万以上のキットを世界中の治験責任医師へ配送。今後、顧客の需要をみて施設を増やしていく。