荷主にんべん(東京都中央区)は10日、6月2日の出荷分より、家庭用・業務用・百貨店向け製品の価格改定を実施することを発表した。
今回の価格改定は、生産国での天候不順や労働力不足、エネルギーコストの増加による原材料価格の高騰が主な要因。さらに、物流コストの上昇や円安傾向、生産労働人口の減少に伴う人件費の増加など、複数の経済的要因が重なり、製造コストが大幅に増加している。
同社はこれまで、生産や調達の合理化を進めることでコスト吸収に努めてきたが、度重なる原材料価格の高騰と製造経費の上昇により、自助努力だけでは主要コストを賄うことが困難な状況となり、価格改定を決断せざるを得なかったとしている。
対象となる製品は家庭用・業務用・百貨店向け液体調味料であり、「つゆの素類」「たれ類」「白だし類」などが含まれる。改定後の価格アップ率は「つゆの素類」が7%、「たれ類」が7%、「白だし類」が6%となる。
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