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調査・データTRIPLE7（トリプルセブン、東京都渋谷区）は26日、西日本旅客鉄道、ジェイアール西日本商事と連携し、北陸新幹線の越前たけふ-敦賀間で大型物流ドローンを活用した資機材搬送の実証実験を実施したと発表した。実施日は19日で、鉄道保守や災害対応を想定した実運用に近い形で検証を行った。
▲実証実験の様子（出所：TRIPLE7）
実証では、無人ドローン運用ステーション「DJI Dock 3」を用いて着陸地点や周辺環境の安全確認を実施した後、大型物流ドローン「DJI FlyCart 100」により資機材の輸送、荷下ろし、帰還までの一連の工程を検証した。豪雪地帯や急峻地形など、車両や人力による搬送が困難な環境を想定し、複数名体制による事前確認や運用中監視など多層的な安全管理の下で運用した。
▲実証実験の様子（出所：TRIPLE7）
鉄道インフラの維持管理では、異常時における迅速な資機材搬送が課題となっている。今回の実証は、大型物流ドローンを活用することで作業者負担の軽減や対応時間の短縮につながる可能性を示した取り組みであり、今後の鉄道保守や災害時物流の高度化に寄与するものとみられる。
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