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佐川アドバンス、グループ内外へ燃料販売

2013年9月25日 (水)

産業・一般SGホールディングスグループで商品開発事業、保険事業などを展開する佐川アドバンス(大阪市中央区)は25日、軽油・ガソリン販売事業を今月から開始したと発表した。

SGHDグループの佐川急便では、トラック2万台、軽自動車6000台を保有し、全国に128か所のインタンク(自家給油スタンド)を保有しており、これまでは佐川急便本社の購買部門が大手燃料販売特約店から集中購買することで、燃料費の抑制を図ってきた。

今回、佐川アドバンスが燃料販売事業を担うことで、石油元売り会社から燃料を直接仕入れ、佐川急便などのグループ会社や協力会社へ安定的な燃料供給を開始する。

これにより、グループ全体でコスト管理の一元化とスケールメリットによるコスト抑制効果が見込むほか、大規模災害発生などの緊急時にも燃料供給を維持するなど、BCP対策に寄与できるスキームを構築する。

まずは今月から佐川急便が保有するインタンクに供給を開始し、年度内に年間使用量6万klに上る軽油を、段階的に佐川アドバンスからの供給に切り替える。

14年度からは、佐川急便の幹線輸送を担う協力会社が保有するスタンドへの供給を開始し、13年度の取扱高25億円、14年度には外販を含めて80億円を見込む。