環境・CSR郵船出光グリーンソリューションズ(東京都品川区)は18日、ボイラー燃料制御最適化システム「ULTY-V plus AT」と堀場製作所(京都市南区)が開発中の「灰中未燃分計」の連携試験を実施し、燃料削減効果を向上させたと発表した。試験は石原産業の火力発電設備で行われ、未燃損失の削減と制御性の向上が確認された。同社は今後、協業体制を強化し、セット販売を視野に入れた拡販を進める方針だ。
ULTY-V plus ATは、AI(人工知能)を活用した学習機能を備え、ボイラーの最適運転を支援するシステム。ボイラーの無駄時間を短縮し、燃料使用量の削減を可能にする。今回連携した「灰中未燃分計」は、燃焼後の灰に含まれる未燃成分をリアルタイムに計測し、そのデータをもとに燃料制御の最適化を行う。これにより、燃焼効率を高め、CO2排出量の削減にも貢献する。さらに、多様化する燃料への対応も可能で、カーボンニュートラルの実現を後押しする技術として期待される。
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