郵船出光のボイラー最適化システムがエネ庁長官賞に

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認証・表彰郵船出光グリーンソリューションズ（東京都品川区）は20日、ボイラー制御最適化システム「ULTY-V plus」（アルティブイプラス）が、2021年度の「優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰」（主催：日本機械工業連合会）で「資源エネルギー庁長官賞」を受賞したと発表した。

アルティブイプラスは、発電所や工場で使用されるボイラーに装備することで、燃料投入量調整や蒸気圧力調整などの一連の動作を「自己計測」「自己分析」「自己判断」で行うことができる完全自己完結型の制御システム。AI（人工知能）を組み込んだ学習機能に、より最適な運転へ導くことで、ボイラー効率を向上させるとともに燃料使用量の削減による経済性向上とCO2排出量の低減やボイラ装置の延命化につなげる。

優秀省エネ機器・システム表彰は、優秀な産業用の省エネルギー機器・システム、またはCO2排出抑制に効果的な機器・システムを開発、実用化し、脱炭素社会の推進に貢献していると認められる者および企業、団体を表彰する制度。アルティブイプラスは、ボイラーの環境性と経済性を改善する点が評価された。

郵船出光グリーンソリューションズは今回の受賞を受けて、省エネルギーセンター主催の「ENEX2022 第46回地球環境とエネルギーの調和展」でアルティブイプラスを紹介する。

郵船出光グリーンソリューションズはこのたびの受賞を契機として、最先端のAI制御テクノロジーやバイオマス燃料にも対応した効率的な燃焼技術などの開発や製品化を進めることで、持続可能な社会の実現に貢献していく。