調査・データハミングバード(東京都渋谷区)は19日、高層建物の屋上へドローンで緊急物資を輸送する実証実験を実施したと発表した。震災で孤立してしまった高層マンションの高層階に取り残された住民に対し、ドローンを活用することで、迅速・安全・確実に医薬品等の緊急支援物資を届けるもの。

▲実証実験の様子(出所:ハミングバード)
この実証は、東京都港湾局の「みなと新技術チャレンジ提案制度」に採択された取り組みで、官民連携による都市型物流の強靭化を目指す。実験は都内にある高さ130メートル超の高層マンションで行われた。地上から屋上へ緊急支援物資500グラムをドローンで輸送し、3分ほどの飛行で屋上への荷物輸送を完了した。
高層ビル群でのドローン飛行は、ビル風や電波干渉の影響を受けやすいが、当日は風速2.5メートルという好条件の下で実施された。
港区では区民の9割が共同住宅に居住しており、震災等でエレベーターが停止した場合、高層階への備蓄物資や医薬品などの緊急物資の運搬手段の確保が課題となっていた。
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