
▲手ぶら観光(出所:ヤマト運輸)
サービス・商品ヤマト運輸は8日、13日から開幕する2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を前に、関西エリアでの「手ぶら観光」に関する取り組みについてのまとめを公表した。会場内に、25か国語に対応する「宅配・手荷物一時預かりカウンター」を出店するほか、大阪・梅田や伊丹空港などでは、開催期間中、宿泊施設や空港などに当日中に手荷物を配送するサービスも行う。
同社は10月13日までの万博期間中、訪日外国人を含め多くの観光客が訪れるとみて、快適な旅行をサポートし、オーバーツーリズムの解消にもつながる取り組みを展開する。特に大きな荷物を持たずに移動する手ぶら観光向けのサービスの充実を図る。
主な取り組みとしては、4月13日から10月13日まで、万博会場内に海外からの観光客も利用しやすい宅配・手荷物一時預かりカウンターを出店。外国語対応スタッフや自動翻訳機で対応するほか、独自開発の「コミュニケーションボード」も配置する。
コミュニケーションボードはイラストや文字を指差して、コミュケーションを図るツールで、外国人や聴覚障害者もスムーズにサービスを利用できる。
また、宿泊先や空港などに当日中に手荷物を配送するサービスは、同社営業所や観光施設、ホテルなどで受け付けるほか、10月までの期間限定で、阪急電鉄・大阪梅田駅の「阪急ツーリストセンター大阪・梅田」や大阪メトロ中央線・本町駅、伊丹空港に受付カウンターを設置する。
特に会場へのアクセスとして混雑が予想される大阪メトロ中央線の本町駅では、手荷物の一時預かりにも対応する。
このほか、既に大阪・難波には観光サービスに特化した店舗「なんば駅前営業所」を昨年8月にオープン。手荷物の当日配送や一時預かりを行っており、利用客の7割が外国人観光客となっている。
昨年10月からは専用ウェブサイトで送り状を作成できる「簡易伝票発行ツール」を大阪や京都の宿泊施設に導入。利用客は作成した送り状の2次元コードを読み込むだけで荷物の発送手続きが完了するため、観光客の利便性向上と観光施設スタッフの業務負荷の軽減に貢献している。
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