産業・一般関門海は13日、子会社として設立した「関門海ハワイ」社を通じ、米国シーフードハワイ社の株式33.5%を取得し、同社と資本業務提携を行うことを決めた。
関門海グループは、ハワイの投資会社、テイストフードLLC社とともに、シーフードハワイ社の経営資源を活用した事業戦略を立案し、ハワイでの水産物販売事業、今後増加が見込まれるウォルマート店舗内での水産部門運営事業、国産水産物輸出事業を拡大させる狙い。
資本業務提携により、日本の水産物調達力と冷凍解凍技術を活用し、ハワイ・米国本土市場への参入に取り組むことで企業価値の向上につなげる。
シーフードハワイ社は、ハワイで最も古い水産会社の1社として1977年5月に設立され、ハワイの水産物市場の整備に尽力、1993年からはウォルマート社の展開する会員制スーパーマーケット「サムズ・クラブ」のハワイ州での水産部門を17年間にわたり独占的に運営している。株式取得額は33.5万米ドルで、取得後の所有割合は33.5%。17日に引渡しを行う。