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SG佐川ベトナムが低温混載輸送、名糖と連携

2025年4月15日 (火)

サービス・商品SGHグローバル・ジャパンは15日、ベトナム現地法人のSG佐川ベトナムが、名糖運輸傘下のメイトウベトナムと連携し、ベトナム国内での「南北コールド混載輸送サービス」を4月から開始すると発表した。アセアン地域でのコールドチェーン(低温物流)拡大に向けた第一歩と位置付ける。

新サービスは、ホーチミンからダナンを経由し、ハノイまでの片道1800キロを48時間で結ぶ。常温貨物と冷凍冷蔵貨物を同じ車両に積み合わせて輸送する。これにより、多様な温度帯の貨物を、利用しやすい価格で提供できるという。

▲「南北コールド混載輸送」の位置関係図(クリックで拡大、出所:SGHグローバル・ジャパン)

今回の連携は、南北間の輸送に強みを持つ佐川ベトナムと、低温輸送・管理を強みとするメイトウベトナム、両社のノウハウを融合させる。昨年、SGHホールディングスグループが名糖運輸をグループ化したことによるシナジー効果を発揮する形だ。

背景には、アセアン地域における所得向上に伴う食生活の多様化があり、コールドチェーンの需要が高まっていることがある。南北に長いベトナムでは、各地域で特色ある産品が存在する。両社の連携により、これらの産品をタイムリーに広範囲へ届けることが可能になる。

▲「南北コールド混載輸送」のサービスフロー(出所:SGHグローバル・ジャパン)

SGHグローバル・ジャパンは、このサービスを将来的には日本からの食品輸出を支えるインフラとしても活用していく考え。食料品だけでなく、医薬品輸送など多様なニーズにも応える。また、ベトナムでの事業基盤を活かし、他のアセアン地域へのサービス展開も視野に入れる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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