イー・ロジット、25年度3月期売上は前期比減

調査・データEC（電子商取引）事業支援を手がけるイー・ロジットは21日、2025年3月期と今年3月の売上高、流通総額などの前年比速報と取引社数を公表した。それによると同期の売上高は、前期比で19.7%減となった。同社の物流代行サービスで出荷した商品の流通総額は前期比33.7％減だった。一方、取引開始後12か月以内の売上高「新規顧客売上高」は前年比の2.5倍となった。

今年3月単月では、売上高は前年同月比48.7％減、流通総額は同58.0％減だった。取引社数は昨年4月の249社から毎月連続で減少し、3月は131社となった。

また、同社はこれまで株主や投資家向けの情報として、毎月の売上高の前年比を翌月20日ごろに速報してきたが、3月分を最後に速報を取りやめるとした。

理由については「これまで成長を表す指標として売上高の拡大を重要な指標としてきたが、現在は利益面における収益性の改善に注力しており、月次の売上高前年比では業績要因を⼗分に反映できず、投資判断において誤解を招く恐れがあると判断した」としている。

今後の業績動向については、四半期ごとの決算開示に集約する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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