ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

西濃運輸、AT限定免許保有者の採用条件を緩和

2025年4月28日 (月)

ロジスティクス西濃運輸は28日、若年層でAT(オートマチック)限定免許取得者が増加している状況を踏まえ、MT(マニュアル)免許取得を前提とした従来の採用条件を見直し、AT限定免許保有者を対象とした集配ドライバー職の中途採用を東京都内で開始すると発表した。

物流業界では少子高齢化や2024年問題の影響でドライバー不足が深刻化している。これまでAT限定免許保有者には入社後の早期MT免許取得が求められていたため、採用の間口が限られていた。

(出所:西濃運輸)

首都圏を中心に小型車両による集配業務のニーズが高まっていることから、同社はAT仕様の車両を大幅に導入。軽バン43台、ハイエース43台、2・3トントラック694台、大型トラック10台をすでに配備している。AT限定免許保有者は、所有する免許の種類に応じてこれらの車両で集配業務を担当する。具体的には、2007年免許制度改定以前の普通免許取得者は4トン車まで、2017年制度改定以前の取得者は2トン車まで、それ以降の取得者は軽バンとハイエースの運転が可能となる。

「MT車両の操作に不安がある」「免許の取得に時間やコストをかけられない」といった理由でドライバー職を諦めていた人材の採用が、今回の施策で可能となる。同社は準中型・中型・大型免許取得を支援する社内制度も整備。「最初はAT仕様車両から」「そのままAT仕様車両で活躍」「希望に応じて段階的に免許取得」など、個人の意向や成長ペースに合わせた柔軟な働き方を提供する。今後はAT仕様車両の運用が可能な全国の支店へ順次展開する方針だ。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com