ロジスティクス日本たばこ産業(JT)は25日、物流子会社のTSネットワーク(TSN、東京都台東区)で発生したシステム障害による製品配達遅延について、全配達拠点で仕分け作業が正常化する見通しを発表した。
同社のIR広報部によると、TSNが14日、販売店からの受注データと、倉庫内のたばこの銘柄の自動振り分けを連携させるシステムを新仕様に切り替える際に不具合が生じた。このシステム障害の影響で国産・輸入たばこ製品の配送が全国で1日から2日遅れた。15日配達予定だった製品は16日までに7割強の店舗に配達したという。
「全国でたばこの販売許可を持つ、コンビニエンスストアを含む20万軒のうち、18万軒で遅延が発生した」(JTIR広報部)
システム障害を検知後、復旧作業に取り組み、28日時点で全ての配達拠点で正常な仕分け作業が可能な状態まで回復し、配達を正常化するめどがたったという。これまでの遅延分の配達を27日までに完了し、28日以降は全配達拠点で通常通りの配達体制に戻る見込みだ。
IR広報部は「受注データと自動振り分けの新システムへの切り替えは完了し、現在はシステム障害の原因を調査しているところ。それらを踏まえ、再発防止策を講じる」と説明した。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com