ロジスティクスゼロは28日、車両輸送業務の中核を担うキャリアカードライバーの業務実態と魅力を公開した。
同社は段階的な育成システムを構築し、未経験者は1台ずつ車両を運転して届ける自走員からスタートする。その後、適性と実績に応じて1台積みキャリアカーの運転へと進み、3台積み、5台積みと順次ステップアップする。最終的には大型トレーラーの運転も担当できる体制を整えている。各段階で必要な免許取得も会社がバックアップし、車両輸送のプロフェッショナルを育成する。

(出所:ゼロ)
この育成システムでは、車両の特性や積載時の注意点、安全確認の手順など、段階的に専門知識を習得できる。経験を積むごとに扱える車種や台数が増え、技術と知識の向上を実感しながらキャリアを積める点が特徴だ。
埼玉カスタマーサービスセンター(埼玉県上尾市)で10年以上の経験を持つベテランドライバーは「若い頃から教える側の経験もあるが、ドライバーという仕事自体を非常に好きになった」と語る。同センターの若手ドライバーは「もともと車が好きで、大型免許がなくても入社後にスキルアップできる制度を活用した」と入社の経緯を説明する。「年々仕事が楽しくなり、パズルのような積み込み作業を覚える楽しさがある」と成長の手応えを示す。
車両の積み込みでは、輸送車両の高さ制限や車種による制限、荷下ろし順序など複雑な条件下で最適解を導き出す技術力が求められる。ベテランドライバーは「車両の配置をパズルのように考える必要があり、技術と想像力の両方が必要」と指摘する。
同社は今後、キャリアカードライバーの育成に向けた研修制度の詳細を順次公開する方針だ。ドライバー採用に関する情報は専用サイトで確認できる。
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