M&A住友商事は28日、インドでトラック・バスの製造および販売を行うSML Isuzu(SML-I)の株式を、インドの大手企業グループであるマヒンドラグループのMahindra & Mahindra(M&M)に譲渡することで合意したと発表した。
住友商事は現在SML-Iの株式を43.96%保有している。また、いすゞ自動車も保有する15%の株式をM&Mに譲渡することで合意している。譲渡はインド競争委員会からの承認など各種手続きを経て、2025年中の完了を予定している。
マヒンドラグループはインド最大の多国籍企業の一つで、商用車製造・販売をはじめ複数の事業領域でビジネスを展開している。住友商事は、M&Mの商用車事業とSML-Iの事業には相乗効果があり、本件によりイノベーションが推進され、持続可能で効率的な物流ソリューション提供への貢献、顧客へのさらなる価値提供が見込まれるとしている。
住友商事は、SML-Iの長期的な成長と同社のすべてのステークホルダーに寄与するため、M&Mへの株式譲渡が最適と判断。この譲渡は24年5月に発表した中期経営計画2026における事業ポートフォリオ変革の一環という。なお、株式譲渡に伴う業績への影響は、今後公表予定の25年度通期業績見通しに織り込む予定としている。
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