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アイシン高丘、協業10社のラインでバイオ燃料実証

2025年5月9日 (金)

▲実証実験状況(出所:アイシン高丘)

調査・データアイシン高丘(愛知県豊田市)は8日、協業企業計10社の生産ラインにおいて、バイオ燃料「Bio-M-Coke」を使用した実証実験を開始したと発表した。

Bio-M-Cokeは、アブラヤシからパーム油を精製する過程で残ったヤシ殻を原料として製造されるバイオ燃料で、燃焼時にCO2を排出するが、原料のアブラヤシが成長過程でCO2を吸収するため、カーボンニュートラルな燃料とされている。

同社は、これまで自社の生産ラインで実証実験を進め、鉄の溶解工程(キュポラ溶解)に使用する石炭コークス(石炭を乾留して炭素部分だけを残した燃料)をバイオ燃料・Bio-M-Cokeに100%置換可能との評価を完了している。今年度中に社外実証拡大を予定しており、これらの社外実証結果をふまえて、ことし秋ごろから販売を開始する。

同社は、24年にインドネシアに現地法人ATP BIO INDONESIAを設立し生産準備を行っており、鋳造業界の課題であるCO2排出量の削減に向け、持続可能なエネルギーを普及させることで社会全体の環境負荷低減を図っている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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