ロジスティクス中日本高速道路(NEXCO中日本)は遠州トラックと共同で、中継輸送の拠点となる「コネクトエリア」を静岡県内に2か所、6月1日に開業する。これに先立ち、全日本トラック協会は19日、同協会のホームページでエリア利用の周知を開始した。
中継輸送とは、中継拠点でドライバー交替またはヘッド交換により積み荷を受け渡す方式だ。長距離運行を複数のドライバーで中継することで、各ドライバーが日帰り勤務可能となる。これにより、労働時間の短縮や負担軽減など、労働環境の改善と働き方改革の推進が期待される。

▲中継輸送のイメージ図(出所:NEXCO中日本)
「コネクトエリア東名浜松西」(浜松市中央区)と「コネクトエリア静岡」(静岡市駿河区)の2拠点を新設。コネクトエリア東名浜松西は、東名高速道路・浜松西インターチェンジ(IC)から1キロに位置し、駐車スペースとして4バース(幅3.5メートル×全長17メートル)を備える。コネクトエリア静岡は、新東名高速道路・藤枝岡部ICおよび東名・焼津ICから8キロの場所に立地する。駐車スペース6バース(同)を整備し、現地事業者はNEXCO中日本、遠州トラック、マーキュリー(葵区)が担当する。
この拠点開設により、コネクトエリアの駐車バース数は従来比30%増加する。2021年12月から稼働中の「コネクトエリア浜松」を含めた3拠点の相互利用が可能となり、深夜の駐車スペース不足の解消と、効率的な中継輸送の実現が期待できる。
■「コネクトエリア浜松」サイト
https://ca-hamamatsu.com
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