
▲関西物流展の遠州トラックブース
サービス・商品遠州トラックは9日からインテックス大阪で開催されている関西物流展に出展した。
同社は地元・静岡という地の利を生かした中継輸送を提案。新東名高速道路(新東名)・浜松スマートインターチェンジ(IC)から2.5キロの「中継輸送プラットフォーム」と、新東名・浜松サービスエリア(SA)隣接の「コネクトエリア浜松」が展示の目玉だ。
中継輸送プラットフォームでは、関東-関西間で荷物を運びたいニーズに向けたサービスを提供。関東圏の荷主、輸送を担当するトラック運送会社は同プラットフォームまで荷物を運ぶ。その荷物を遠州トラックの車両に積み替えて、遠州トラックが着荷地までの輸送を担う。これにより、これまで5日で4運行だった同区間の輸送が5日で5運行となる。稼働率が25%アップするケースもあるという。
また、宿泊が伴う運行は近年避けられる傾向にあるが、中継輸送ではドライバーの日帰り運行が可能になるため、採用面でのメリットを享受している荷主や運送会社も存在するという。関東、関西向けのそれぞれの帰り荷は、遠州トラックが地の利を生かして地元企業などから確保する仕組みだ。
一方、コネクトエリア浜松は中日本高速道路(NEXCO中日本)との共同プロジェクトで開設したトラック専用の中継拠点。NEXCOの用地に、遠州トラックとNEXCOが折半で設備投資を実施した。コネクトエリア浜松は高速道路直結ではないが、浜松SAのスマートインターチェンジを利用すれば、数百メートルでアクセスできる至便の立地。また、関西圏からは245キロ(所要時間3時間4分)、関東圏からは224キロ(所要時間2時間48分)と中間地点に位置することから日帰り運行が可能になる。この拠点では荷物を積み替えるのではなく、トレーラーヘッドを付け替えることなどで中継輸送を展開する。
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