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大日精化、メキシコに樹脂コンパウンドの製造拠点

2013年11月11日 (月)

アパレル大日精化工業と三菱商事は11日、メキシコ・グアナファト州に樹脂コンパウンドを製造・販売する新会社を設立することに合意した、と発表した。出資比率は大日精化が65%、三菱商事が35%で、2015年1月からの生産開始を目指す。

大日精化と三菱商事は、樹脂コンパウンドの現地調達需要に対応するため、自動車産業が集積するグアナファト州に新会社を設立し、高品質な樹脂コンパウンド供給拠点として運用する。

現在300万台(世界8位)となっているメキシコの自動車生産台数が、今後さらに生産能力を増やす見通しとなっていることから、自動車生産に欠かせない樹脂コンパウンドの需要が伸長すると見られ、現地生産化のニーズも高まっていると判断した。

大日精化はこれまで、アジア圏を中心に世界各地で樹脂コンパウンド事業を展開。今回のメキシコ進出で7か国10拠点体制となる。

三菱商事は、米国で確立した合成樹脂取引の知見をメキシコでも活用することにより、新会社を支援し、米州の合成樹脂分野でサプライチェーンの一端を担う。その一環として、樹脂関連製品の販売拠点として、メキシコ三菱商事化学品第二部ケレタロ分室を新会社近郊に開設した。

新会社地図