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パナソニックコネクト、現場向け顔認証管理を開始

2025年7月9日 (水)

サービス・商品パナソニックコネクト(東京都中央区)は8日、同社の顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」の新サービスとして、「現場管理サービス」をリリースしたと発表した。工場、建設、倉庫などの現場向けに、KPASクラウドを導入しやすくまとめたパッケージサービスで、第1弾として顔認証による入退場管理機能を提供する。今後、勤怠管理や映像監視などの機能を段階的に追加していく。

同社が2019年にリリースしたKPASクラウドは、ディープラーニングを応用した顔認証技術を使っており、スマートフォンやタブレット、PCなど多様なデバイスに対応。入退・勤怠管理や決済、チケッティングシステムとの連携など、幅広い業界で活用されている。

今回のサービスは工場や建設・工事現場、倉庫など、現場向けに開発したパッケージサービスで、システム開発が不要なため、専門の知識がなくてもスムーズに導入できる。また、汎用タブレットやPCで運用ができるため、導入時のコストも抑えられる。

工場や倉庫などの現場では、紙台帳やICカードなど発行や管理に多くの手間とコストがかかる方法での入退場管理が一般的で、入退場履歴の記録や確認作業が担当者の負担となっている。また、トラブル発生時に迅速に対応できず、なりすましのリスクがセキュリティ上の大きな懸念となっている。こうしたことから、同社は現場でも導入しやすい本人確認システムを提供することにした。。

同サービスは、顔認証による本人確認を行うため、正確で迅速な入退場管理が可能になるほか、ICカードの紛失や盗難、見間違いといったリスクを抑え、安全性を高められる。さらに、管理者向けのポータル画面からは入退場履歴を簡単に確認でき、「今、誰が、どのエリアにいるのか」についてもオンラインで即座に把握できる。これによって、入退場管理の強化や効率化に加え、発災時における所在確認にも役立つ。また、入退場履歴を日報や出面表としてレポート出力する機能もあり、勤怠管理や給与計算などにも活用できる。

今後は、顔認証を活用した勤怠管理や扉ごとの入退室管理、防犯カメラ連携による映像監視といった機能を順次追加していく予定で、「現場のさまざまな人・モノの情報を統合的に管理するプラットフォームを目指す」としている。

利用イメージ(出所:パナソニック コネクト)

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