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倉庫選定失敗防止策は複数社比較と見学、eclore

2025年7月17日 (木)

調査・データ物流倉庫および発送代行業者を紹介するBtoBマッチングメディア「一括.jp」を運営するeclore(エクロール、東京都新宿区)は17日、倉庫選定に関するアンケートを実施した結果を公表した。調査は物流倉庫の設備や運営に直接関わる担当者を対象にオンラインアンケート調査を行い、150人から有効回答を得た。

これまでに物流倉庫選びで「失敗した」と感じた経験について聞くと、「はい」と回答した人が59.3%だった。「失敗」と感じた点について聞くと、最も多かったのは「コストが想定より高額になった」で32.6%だった。次いで「在庫管理・出荷のミスが多かった」(29.2%)や「サービス品質が期待より低かった(対応が遅い・丁寧でないなど)」(28.1%)が続いた。

失敗を防ぐために今後最も重視したいポイントを尋ねると、「コストや料金体系の明確さ」が32%で最多。次いで「倉庫スタッフの対応力・コミュニケーション」(20%)と「倉庫の立地・アクセス」(18%)だった。最も有効だと感じる「失敗防止策」を聞くと、最も多かったのは「サービス内容や料金を複数社で比較する」で34%。次いで「実際に現地見学や担当者と面談する」(23.3%)、「既存利用者の口コミ・評判を調べる」(20.7%)が続いた。

同社によると、今回の調査から物流倉庫選定における最大の失敗防止策は「複数社の徹底比較」と「現場を自分の目で確かめること」であることが明らかになった。価格や仕様書の数字だけでは分からない、スタッフの対応力や現場オペレーションの柔軟性、設備やITシステムの実態など、現場の一次情報が後悔を防ぐ決め手となるとした。加えて「既存ユーザーのリアルな口コミ」を集めることも自社にフィットする業者を選ぶうえで極めて有効であり、選定プロセスで先入観を排し現場を自分の目で確かめることの積み重ねが、物流部門の安定運営や想定外コスト・納期遅延の回避につながるとした。

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