井関農機、中国事業を統合、東風汽車と合弁化

産業・一般井関農機は9日、中国子会社の井関常州と持分法適用関連会社の東風井関を事業統合し、東風井関の株主である東風汽車グループと合弁契約を締結する、と発表した。

同社は2003年に江蘇省常州市に設立した井関常州を主要拠点として、自脱型コンバイン、田植機の製造・販売を行い、11年には東風汽車グループとの合弁会社である東風井関を設立。14年から汎用コンバインの本格販売など、グローバル展開を加速させる方針。

また、合弁相手の東風汽車グループでは、農業機械事業の将来性を高く評価し、東風井関の事業拡大を重要方針に位置付けていることから、東風井関と井関常州を統合し、両社が保有する技術やノウハウ、販路などを有効活用して競争力強化を図ることにしたもの。

新会社の商号は「東風井関農業機械（湖北）」とし、湖北省襄陽市に拠点を構える。出資比率はそれぞれ50％とする。