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11月の食品製造動向、はっ酵乳生産13.9%増加

2014年1月14日 (火)

フード農林水産省は10日、食品製造業の11月の生産動向を発表した。

■畜産食料品
乳業メーカーを除くはっ酵乳の11月の生産量は、対前年同月比13.9%増と大きく増加し、はっ酵乳製造業の生産量は堅調な増加が続いている。

乳業メーカー以外の乳酸菌飲料類は5.9%増とやや増加。乳酸菌飲料が大幅に増加し、乳製品乳酸菌飲料もやや増加したことによるもの。

■水産食料品
ちくわは5.7%増とやや増加。ちくわを除く蒲鉾類は15.5%増と大きく増加した。包装蒲鉾は減少したものの、板蒲鉾、揚蒲鉾、その他蒲鉾が増加した。

■農産食料品
野菜・果実漬物は0.3%増と前年並みとなった。糠漬類、醤油漬類、味噌漬類が減少したものの、塩漬類、酢漬類、浅漬類、粕漬類が増加したことから、全体では前年並みとなった。

■製穀粉・同加工品
上新粉は5.7%の増加。新規米粉は9.6%増と大幅に増加した。食パンの小麦粉使用量は5.7%増とやや増加。菓子パンの小麦粉使用量は0.3%と前年並みとなった。

生めん類の小麦粉使用量は2%減とわずかに減少した。内訳をみると、日本そば(ゆで麺)は増加し、うどん(生めん)、中華めん(生めん、ゆでめん、蒸しめん)が減少した。

乾めん類の小麦粉使用量は7%の増加。内訳は、ひやむぎが減少した一方、うどん、ひらめん、そうめん、手延素麺類(うどん、ひやむぎ、そうめん)、干し中華、日本そばが増加した。袋めんの小麦粉使用量は1.8%の減少。カップ麺の小麦粉使用量は11.7%の大幅な伸びとなった。

■調味料
しょうゆの10月の生産量は2.9%増とわずかに増加した。味噌の11月の生産量は4.6%の減少。豆みそは増加したものの、米みそ、麦みそが減少したため、味噌全体ではやや減少となった。

■コーヒー・茶系飲料
コーヒー飲料などの11月の生産量は0.2%減と前年並みとなった。
茶系飲料は17.7%と大幅に増加した。麦茶飲料は減少したものの、紅茶飲料、緑茶飲料、ウーロン茶飲料が増加し、全体では大幅に増加した。

■菓子
米菓の11月の生産量は11.1%の大幅な減少となった。あられ、せんべいがともに減少した。ビスケットは1.1%減とわずかに減少。内訳は、クラッカー系、乾パンが増加したものの、ハード系、ソフト系が減少し、全体ではわずかに減少した。

■調理食品
無菌包装米飯の11月の生産量は7.8%増となった。冷凍米飯は3%の増加となった。