調査・データディーエムエス(DMS、東京都千代田区)は20日、NTTコノキュー(同)と、無線接続方式のXR(クロスリアリティ)グラスを活用した物流倉庫での「ピッキング補助アプリケーション」を開発し実証実験を行ったと発表した。
今回の実証実験では、同社の運用する倉庫内にてピッキング作業を実施する作業員が、XRグラスで「ピッキング補助アプリケーション」(仮称)を利用することによるピッキング作業効率の向上について検証。検証にはNTTコノキューが販売する、AR・MR対応で無線接続方式のXRグラス「MiRZA」(ミルザ)を用いた。検証では、ピッキング対象となる物品が保管されている棚までのナビゲーションと、棚前で対象物品が保管されている棚枠を明示することで作業を補助する仕組みの2つの機能を実装。これを利用した結果、熟練度の低い作業員の作業効率が11%向上可能であることがわかった。
今後は庫内作業におけるピッキング作業の前後工程にあたる入庫・検品作業への利用領域拡大を通じ、庫内作業をトータルで効率化できるようなアプリケーションとすることでXR技術を活用した物流効率化の実現を目指す。
なお「国際物流総合展2025 第4回 INNOVATION EXPO」にてXRグラスを装着した状態で行うピッキング作業を疑似体験することができる。同展示会は9月10日から12日まで東京ビッグサイト(江東区)にて開催。
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