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中国の高速道路運賃指数、連休影響で需要鈍化

2025年11月6日 (木)

調査・データ中国物流購買連合会が5日に発表した10月の中国高速道路物流運賃指数は104.9となり、前月比0.1%下落、前年同月比では0.11%の下落となった。週ごとの動きでは第2週・第3週・第4週では指数が前週比で上昇した一方、第1週と第5週では低下した。

車種別では、主にバルク貨物や地域輸送に使われるフルトラックロード指数が105.5と前月比0.12%下落し、前年同月比では0.03%増となった。小口貨物(LTL)のうち軽貨物指数は102.6で前月比0.02%増、前年同月比では0.78%減少。重量貨物指数は105.5で前月比0.16%減、前年同月比では0.05%上昇した。

同連合会によると、10月の中国経済は全体として安定的に推移したものの、国内外のマクロ環境の影響を受け、高速道路運賃指数は短期的に下落傾向を示した。企業活動はやや鈍化し、さらに「国慶節」と「中秋節」の長期連休が重なったことで、需要の放出が前期に比べて限定的となり、供給過剰気味の状態となった結果、運賃指数は前月比で小幅に低下した。一方で、フルトラック輸送や小口重量貨物輸送が指数の安定を下支えした。地域別では、中国東北部と長江デルタ地域で運賃指数が上昇した一方、そのほかの地域では下落が見られた。

今後の見通しとしては、年末にかけて短期的な景気変動の影響が弱まり、企業の生産加速や消費需要の持続的な拡大により、市場需要はさらに回復する見込み。年末までの高速道路運賃指数は全体的に安定しつつ、緩やかに上昇する傾向を示すとみられる。

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