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M&ASBS東芝ロジスティクス（東京都新宿区）は25日、丸嘉運輸倉庫（大阪府吹田市）の全株式を取得し、同社を完全子会社化したと発表した。これに伴い、同日付で丸嘉運輸倉庫の社長は前川哲弥氏から吉島壽明氏に交代した。
▲（左から）旧社長の前川哲弥氏、新社長の吉島壽明氏（出所：SBS東芝ロジスティクス）
丸嘉運輸倉庫は1971年設立。東京・大阪・名古屋を拠点に、医療機器や精密機器の輸送、搬入・据え付け、メンテナンス関連業務を手がけてきた。一般貨物自動車運送事業や倉庫業に加え、医療機器の製造・修理・販売に関する許認可を有する点が特徴で、専門性の高い分野で顧客基盤を築いている。
一方、SBS東芝ロジスティクスは、メーカー物流で培ったノウハウを強みに、ロジスティクス設計から保管、荷役、輸送までを一貫して提供する体制を構築してきた。今回の買収により、丸嘉運輸倉庫が持つ事業免許や現場対応力を取り込み、精密・医療機器分野でのサービス拡充を図る。
SBS東芝ロジは、丸嘉運輸倉庫の既存顧客に対して全国一貫物流や物流コンサルティングを提案するとともに、自社顧客に対しても同社の専門サービスを展開する。M&Aを通じて専門領域を補完し、付加価値型物流の強化を進める。
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