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東芝ロジスティクスがSBSグループ入りの手続完了

2020年11月2日 (月)

M&ASBSホールディングスは2日、東芝から物流子会社、東芝ロジスティクス(川崎市川崎区)の株式66.6%を200億円で取得する手続きが完了したと発表した。SBSグループ入りに伴い、東芝ロジスティクスは2021年1月1日付で社名を「SBS東芝ロジスティクス」に変更する。

東芝ロジスティクスは重量物、医用機器、半導体などの輸送を東芝から移管され、梱包、輸出入機能を加えて9か国に14社の現地法人を展開。SBSHDでは「東芝ロジスティクスを迎えたことでサービスラインナップの拡充、海外ネットワークの強化を図り、物流サプライチェーンをさらに強固にサポートする体制を整える」としている。

東芝ロジの佐藤広明社長は、SBSグループ入りに際して「当社は家電や医用機器などのプラットフォームに強みがあり、そこを太く強くしていくことが重要だと考える。今後はSBSグループの一員として、時にはバックアップをもらい、互いに化学反応を起こしながら企業価値を向上させていきたい」とコメント。

SBSの鎌田正彦代表(SBSHD社長)は「SBSグループは日本のロジスティクスのトップを目指しており、その目標を果たするため、高い総合力を持つ東芝ロジスティクスとともにの飛躍をしていきたいと考えている。グループ内で倉庫やトラックの相互活用を進めるなど、より高いパフォーマンスの発揮のために私たちができることは何でも協力する」との考えを示した。

東芝ロジスティクスの経営陣は全員続投するが、非常勤取締役として鎌田代表らSBSHDからの3人を含む4人が2日付で就任した。また、株式取得費用として三菱UFJ銀行から199.8億円を借り入れたことも明らかにした。

■11月2日付役員人事
氏名役職名
佐藤広明氏代表取締役
石垣裕之氏常務取締役
櫻井俊氏取締役
磯野哲也氏取締役
辻靖之氏取締役
村井工氏取締役
大林亮太氏取締役
片岡陽一氏取締役
金澤寧氏取締役
鎌田正彦氏取締役(非常勤)[新任]
田中康仁氏取締役(非常勤)[新任]
上條勉氏取締役(非常勤)[新任]
山下泰博氏監査役(非常勤)[新任]
※鎌田氏、田中氏、山下氏は、SBSホールディングスや関係会社の現役職を兼務