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高野冷凍、工場省エネ化で経産省補正採択

2025年12月25日 (木)

行政・団体JA三井リース(東京都中央区)は25日、経済産業省の2024年度補正予算「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」において、高野冷凍(北海道小樽市)が導入する省エネルギー設備に関する事業が採択されたと発表した。エネルギー管理支援サービス事業者にはアズビル(東京都千代田区)を起用する。

対象となるのは、高野冷凍の北海道後志ホールミール工場で実施する設備更新とエネルギー管理の高度化だ。同工場では魚粉製造工程における乾燥・加熱処理でエネルギー消費量や燃料コスト、CO2排出量の増加が課題となっていた。今回の事業では、ボイラーを高効率な先端設備へ更新するとともに乾燥機を刷新し、エネルギーマネジメントシステム(EMS)を導入する。

採択区分は、工場全体の省エネルギー化を図る「工場・事業場型」と、EMSを活用してエネルギー使用量削減と需要最適化を行う「エネルギー需要最適化型」の2類型。設備の高効率化と運用改善を同時に進めることで、エネルギー効率の最大化を目指す。

冷凍・冷蔵設備を多用する食品加工分野では、エネルギーコストの上昇が経営課題となっている。物流拠点や製造拠点における省エネ投資は、脱炭素対応に加え、安定操業やコスト構造の改善にも直結する。今回の取り組みは、GX(グリーントランスフォーメーション)推進戦略の下で進む産業部門のエネルギー転換を、実装面から後押しする事例として注目される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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