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条件折り合わず、事業継続を決定

TNT、ブラジル事業の売却交渉を打ち切り

2014年1月31日 (金)

ロジスティクスTNTエクスプレスは1月31日、売却を模索していたブラジル国内事業について、売却対象となっていた現地法人TNTメルクリオの入札希望者との話し合いを打ち切った、と発表した。TNTが承諾できる条件での売却が不可能だと判断し、同国事業の維持を決めた。

TNTでは昨年3月、ブラジル国内事業の売却準備を開始したと発表し、買収に興味を示した入札希望者はあったものの、最終的に「適切な価格や条件」を提示する希望者が現れなかったとしている。

今回の決定を受け、TNTは「顧客満足度、サービス品質、収益、コスト管理に注力しながら、引き続きブラジル国内事業の改善に取り組んでいく」と強調。13年第4四半期(10-12月)業績は、1-9月期累計と同水準で改善した、としている。