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TNT、欧州で低迷、調整後営業利益11.6%減少

2012年11月6日 (火)

ロジスティクスオランダのTNTエクスプレスは5日、2012年第3四半期決算を発表した。アジア太平洋と南北アメリカ大陸では業績が改善したものの、欧州・中東・アフリカ(EMEA)で低迷した。

売上高は18.14億ユーロ(前年同期比2.1%増)を計上、調整後売上(恒常FXレート)は17.44億ユーロ(1.9%減)となった。営業利益は0.46億ユーロ(43.8%増)、調整後営業利益(恒常FXレートで、特別損失を除外)は0.38億ユーロ(11.6%減)、純キャッシュ・インフローは0.36億ユーロ。

同社はことしの見通しとして、欧州とアジア太平洋の大陸間貨物取扱量が減少するとみて、欧州・中東・アフリカ(EMEA)で収益率低下の影響を軽減するため、間接費、固定費削減プログラムを実施する。

アジア太平洋では、固定化された大陸間航空輸送を縮小し、国内事業の業績を改善することで業績改善を目指す。南北米州大陸では、ブラジルで業績改善に注力する。

運転資本率は中期目標水準を達成し、資本支出の削減を目指す。