ロジスティクス内外トランスラインが10日発表した2015年12月期連結決算は、アジアを中心とする海外子会社の業績が順調に推移したほか、前の期に特別損失に計上したインド現地法人ののれん償却額の影響がなくなり、増収増益となった。
単体では売上原価、販管費が増加し、利益が7.7%減少したものの、国内外の子会社各社が堅調で、売上高、営業利益ともに14年度実績を大きく上回った。
今期は新設したNTL深センが期初から事業を開始し、NTL上海などの既存海外子会社も増収増益を目指すが、内外銀山の事業開始が9月以降となることや、開業費負担が大きいことを織り込み、売上高238億円(5%増)、営業利益16億6000万円(5.2%増)、経常利益16億8000万円(7.1%増)、最終利益11億1000万円(10.3%増)と増収減益を見込む。
[内外トランスライン]2015年12月期連結決算(単位:百万円)
2015年12月期 | 2014年12月期 | 増減 | ||
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売上高 | 22,657 | 20,094 | 12.8% | |
営業利益 | 1,578 | 1,145 | 37.8% | |
経常利益 | 1,568 | 1,207 | 29.9% | |
当期純利益 | 1,005 | 216 | 365.1% |