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死亡事故起こした広島県の運送会社に行政処分

2017年7月6日 (木)

行政・団体中国運輸局は6日、運行管理者に講習を受講させていなかったなど、8項目にわたり貨物自動車運送事業法に違反していたとして、川島組(広島県福山市)に対し、6月28日付で車両の使用停止80日車を命じた。停止期間は7月6日から8月14日まで。

中国運輸局と広島運輸支局は、事業用トラックが3月3日、岡山市内の県道を走行中に、荷台から積み荷である工作機械の部品が落下し、対向車線の乗用車に衝突し、乗用車の運転者が死亡する事故を引き起こしたことを端緒に、川島組の本社営業所に対して監査を実施した。

この結果、運行管理者に講習を受講させていなかった、点呼を確実に実施していなかった――など8項目の貨物自動車運送事業法違反を確認したことから80日車の車両停止処分を行った。

また、6月29日に「貨物の積載にかかる措置が適切に講じられていなかった」などで道路運送車両法等関係法令に違反していたとして、事故を起こしたトレーラの保安基準緩和認定の取り消し処分を命じた。