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山九が印大手物流と協業へ、機工×物流を現地展開

2026年8月24日 (月)

M&A山九は24日、インドで総合サプライチェーン事業を展開するTVSサプライチェーン・ソリューションズ(TVS SCS)と事業協業に向けた基本合意書(MOU)を締結したと発表した。今後、事業協業契約の締結に向けて協議を進めるほか、政府当局による各種承認を条件に、山九がTVS SCS株式の0.5%を取得する意向を示した。

TVS SCSは1995年創業で、総合サプライチェーンソリューションや国際フォワーディングを展開する。2025年度の売上高は1665億円、従業員数は5300人。インド国立証券取引所とボンベイ証券取引所に上場している。

今回の協業では、TVS SCSが持つインド国内のネットワークや市場知見と、山九の物流、設備工事、メンテナンス機能を組み合わせる。工場などの建設段階から操業支援までを一体で担うサプライチェーン構築を狙う。

山九は中期経営計画や長期経営戦略で海外事業の拡大を進めており、パートナーとの協調・協創による不足機能の補完・拡充も掲げている。中国や東南アジア、中東などで物流と機工の両面から事業基盤を広げてきたほか、インドについても成長市場の1つとして事業拡大を進めている。

インドでは2024年10月、南部スリシティに倉庫面積2万8538平方メートルの大型物流センターを開設。日系大手メーカー向けに倉庫運営や輸送、システム導入などを手がけている。別の日系大手農機具メーカーのインド工場では調達物流の改善を進め、26年から倉庫運営に加えてタイヤアッセンブリーの外部委託も引き受けるなど、生産周辺業務まで支援範囲を広げている。

今回は自前拠点の拡大だけでなく、インドの有力サプライチェーン企業への資本参加も視野に入れた協業となる。TVS SCSの現地ネットワークと山九の設備工事・メンテナンス機能を組み合わせることで、製造業向けの「機工×物流」モデルをインド市場で広げる狙いだ。

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