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原料調達から生産工程までのトレーサビリティ情報を公開方針

ハリオ、別府市にペーパーフィルター専用工場を開設

2014年3月18日 (火)

拠点・施設ハリオ、別府市にペーパーフィルター専用工場を開設ハリオ(東京都中央区)は18日、大分県別府市にV60ペーパーフィルターに特化した生産工場「ハリオペーパーフィルターファクトリー」を開設し、今月から高速機を使用して生産を開始すると発表した。最新の全自動高速機(織機)を導入し、企画・開発・製造すべてを国内で行うことで、製品の品質向上を実現する。新工場では初年度3億枚の販売を見込む。

「HARIO V60ペーパーフィルター」は円すい形で、珈琲粉の層が深く、珈琲粉に注いだ湯が円すいの頂点に向かって流れるため、豆の旨味をしっかりと抽出できるのが特長。パルプ100%の日本製。これまでは委託生産で対応していたが、自社工場を立ち上げることで品質を高める狙い。

同社のペーパーフィルターはパルプをロールで買い付けて加工するが、自社工場の開設に伴い「どこで生産されたパルプで、どういう経路を辿って加工されたか」といった、原料の調達から生産工程までのトレーサビリティ情報を公開する方針。

ペーパーフィルター製品では珍しいトレーサビリティ情報を公開することについて、同社では「ペーパーフィルターはコーヒーという食品に触れる製品のため、安心・安全につながる情報を提供することが大切だと考えた」と説明している。

■HARIOペーパーフィルターファクトリーの概要
所在地:大分県別府市富士見町7-2
設立:2013年12月