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凸版印刷、透明バリアフィルム生産の深谷工場増強

2016年12月8日 (木)

拠点・施設凸版印刷、透明バリアフィルム生産の深谷工場増強凸版印刷は8日、透明バリアフィルム「GLバリア」の生産を担っている深谷工場(埼玉県深谷市)の生産設備を増設し、生産能力を引き上げて拡大する国内外の需要に対応すると発表した。投資額は100億円で、2018年秋の稼働開始を見込む。

世界の包装材市場はフードロス削減や環境保全といった社会課題を背景に、食品の長期保存やビン・缶から軟包装へ置き換える透明バリアフィルムへのニーズが高まるとみられており、深谷工場の生産能力を2倍に引き上げることで、国内と中国・ASEAN向けの供給体制を強化する。

市場拡大が見込まれるレトルトなど食品や医療医薬、産業資材用の高機能製品の拡販を進め、透明バリアフィルム関連事業全体で20年度に1300億円の売上を目指す。

同社は独自開発したGLバリアの生産・販売を1986年から開始し、世界の透明バリアフィルム市場でトップシェアを保持。09年4月に透明バリアフィルムの生産拠点として深谷工場を竣工し、国内外に向けて製品を供給したほか、ことし4月には海外初の生産拠点「トッパンUSAジョージア工場」を竣工するなど、グローバルに販売を強化している。

■深谷工場の概要
会社名:トッパンパッケージプロダクツ
所在地:埼玉県深谷市本田1158
竣工:2009年4月
敷地面積:16万6233平方メートル
延床面積:3万4551平方メートル
生産品目:バリアフィルム、その他高機能関連製品
今回の設備投資額:100億円
生産能力:現状比2倍