ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

サッポロHD、ポッカを連結子会社化

2011年2月10日 (木)

産業・一般サッポロホールディングスは10日、ポッカコーポレーションの株式を追加取得し、同社を連結子会社化すると発表した。両社は今後、グループの再編成による経営統合に向けた協議を開始することで合意した。今回の株式取得により、サッポロHDによるポッカ社の株式保有割合は、21.4%から85.5%に引き上げられる。

 

サッポロHDによると、両社がそれぞれに独立して事業展開するよりも、一体となって国内外での酒類・飲料・食品・外食分野で競争力のある「食品価値創造グループ」を構築することが、両社の企業価値の向上に最良の方策と判断した。第1段階として、ポッカ社の株主からポッカ株式全てを取得する株式譲渡契約を締結し、株式を追加取得することにしたもの。

 

両社は、2009年9月に資本・業務提携契約を締結し、自動販売機事業の強化、共同調達によるコスト削減、生産体制の最適化、海外市場での事業の共同展開などに取り組んできた。一方で市場環境の厳しさは増してきており「新たな事業領域の拡大や協働シナジーの追求による、企業価値の向上が求められている」として、サッポロHDによる子会社化に踏み切った。