ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

現場海域で油流出、関係機関が対応検討

爆発したタンカーが午後3時8分沈没、不明の船長捜索続く

2014年5月29日 (木)

ロジスティクス沈没前のタンカー「聖幸丸」消防庁は29日午後4時時点の情報として、兵庫県姫路沖で発生した黒油タンカー「聖幸丸」の爆発・炎上事故で、午後3時8分に沈没したと発表した。

事故海域は姫路市広畑沖6キロ付近で、原油タンクのサビ落としのため、グラインダーで作業していたところ出火した模様。積載物は空。

乗組員は8人で、船長が行方不明となっているほか、残る7人は救助されたものの4人が重傷を負っている。海上保安庁が行方不明者の捜索活動中。

消火活動は、姫路市消防艇1艇、海上保安庁(第五管区)の消防船2艇が対応した。姫路市消防局は事故の発生を受けて小豆島フェリー乗り場に指揮本部を設置し、姫路市消防艇1艇、消防車5台、救急車6台が出動。重傷者4人は救急車、ドクターヘリなどで搬送したが、沈没をもって活動を終了した。

ただ、現場海域に油の流出があるため、現場関係機関で対応を検討している。

消防庁としては午前10時30分に消防庁特殊災害室長を長とする災害対策室を設置し、情報を収集している。