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アドバネクス、プラスチック子会社の株式49%を台湾企業に譲渡

2014年7月2日 (水)

荷主アドバネクスは1日、完全子会社の第一化成ホールディングスの株式のうち、49%を台湾の企業グループ「能率集団」傘下の4社に譲渡すると発表した。株式譲渡に伴い、同社は株式売却益として2億9000万円を特別利益に計上する。

第一化成グループが担当するプラスチック事業は、国内売上高が減少するとともにアジアで売上高が増加する傾向にあることから、能率集団に第一化成グループの経営に参画してもらうとともに、プラスチック成形技術を能率集団の電子機器やOA機器などの製造販売事業と連動させる狙い。これにより、中国、東南アジアでプラスチック事業の拡大と加速化を図る。

同時に、アドバネクスは自社のコア事業としている精密ばね事業を強化するため、売却で得た資金を国内自動車部品専用工場やアジアの生産体制拡充の投資に充て、アジアを中心とした国外の精密ばね事業でも能率集団と協力関係を構築する。