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出光、17日から塩釜油槽所の出荷再開

2011年3月16日 (水)

話題出光興産は16日、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で被災し、出荷停止していた同社塩釜油槽所(宮城県)が東北電力の協力で復電し、設備の復旧、設備点検を経て17日から再開できることになったと発表した。

 

当面は塩釜港への内航船の入航路が一部未整備のため制約を受けるが、同油槽所の再開によって東北地区への石油製品供給は、改善が期待される。

 

現在、塩釜港は津波による障害物によって船の入港に制約を受けているため、数日間は既在庫品を病院や消防、復旧支援車両などの緊急度の高い先に優先して供給する。供給の拡大は海上航路が確保され次第、順次進めていく。

 

また、同油槽所は主に宮城県、周辺地域での燃料油の供給拠点となるので、今後の使用に際しては、石油元売各社が共同利用できる基地として運営できるよう、協議を進めているという。

 

■塩釜油槽所の概要
所在地:宮城県塩釜市貞山通3-1-11
面積:2万3746平方メートル(7196坪)
出荷実績:59万キロリットル/年(2009年度)
保有タンク:ハイオクガソリン2350キロリットル、レギュラーガソリン2880キロリットル、灯油5810キロリットル、軽油2950キロリットル、A重油7340キロリットル、JET-A3670キロリットル、JET-B1090キロリットル、合計2万6090キロリットル