ロジスティクス出光興産は4日、将来の燃料油需要の減退に対応する取り組みの一環として進めていた油槽所の統廃合が9月末に完了し、一昨年の25か所から18か所体制に集約したと発表した。
併せて災害対応を強化するため、東日本大震災で被災した北海道、東北エリアの油槽所だけでなく、関東以西の太平洋側油槽所で施設防水対策、非常用発電機、衛星通信設備を設置したほか、災害時でも燃料油供給に支障が出ないような取り組みを進めている。
同社では今後「海上輸送、陸上輸送を含め、さらなる安定供給の確保と競争力のある物流体制を追求していく」としている。
■9月末までに燃料油取り扱いを停止した油槽所
油槽所名 | 所在地 | 停止時期 |
門司油槽所 | 福岡県北九州市 | 2011年9月末
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稚内油槽所 | 北海道稚内市 | 2012年3月末 |
網走油槽所 | 北海道網走市 | 2012年3月末 |
荒川油槽所 | 東京都足立区 | 2012年3月末 |
田子の浦油槽所 | 静岡県富士市 | 2012年9月末 |
大阪油槽所 | 大阪市大正区 | 2012年9月末 |
八代油槽所 | 熊本県八代市 | 2012年9月末 |